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三浦兄弟

仕事で名古屋へ出張へ行ってきました。移動の時間はたいてい読書にあてていますが、今回選んだ本は”三浦兄弟”

日本で最も偉大なサッカー選手の一人三浦知良。その兄ヤスこと三浦泰年が、スーパースターを弟にもつ兄の視点で自らのサッカー人生を綴った一冊です。



やはり個人的におもしろいと思ったのはヤスのブラジル留学時代の話でした。カズがブラジルで華々しい成功を収めたのと対照的にヤスは2年間のブラジル生活の中で一度も公式戦に出場することはできなかったそうです。その原因を本人はこう述べておりました。

おそらくは「ブラジル」の受け入れ方だろう。カズは現地にも友達をたくさん作り、ブラジルのコミュニティにもどんどん自分から入っていたし、何よりブラジルのことを決して悪く言わなかった。それに対して僕は、真面目すぎたのか遊びには全く興味を示せず、ほとんど友達らしい友達もできなかった。もちろん「ブラジル」も嫌いだった



最初はなるほどそうかと思ったものの、他の章で書かれていた言葉を見て決定的な事に気付きました。

「オマンマを喰うためにサッカーをしている」という感覚がとてつもなく嫌で、実際そう思ったことは一度もない。家族を養うためにサッカーをやっているという感覚は一度も持ったことはない



これは僕がブラジルのファヴェーラの生活を知っている人間として言えることですが、あちらには母親のパンツをはいてサッカーをしているやつ、明日のパンを買う金すらないやつ、所謂サッカーで成功するか否やが死活問題とする人たちがたくさんいるのです。ヤスが言っていることは正当で美論に聞えるかもしれないが、結局ブラジルサッカーに馴染めなかったのは、こうした”根本的なサッカーに対する想い”の相違だったのではなかったのかな?とふと読んでいて感じました。

もう1つおもしろかったのは三浦兄弟の実父、納谷宣雄氏のエピソード。
僕もかつてリベルダージでいろいろと噂を聞いたことがありますが、この人はロサンゼルスに家を持っていたり、地元でキャバレーを経営していたり、日本で最初にミサンガを持ち込んだりとなかなかのやり手のようです。
カズがブラジルへ行く前、当時何も伝手がなかった時代に
”俺が先に行って、カズが来れるようにしておくから”
とだけ言い残し単身でブラジルへ乗りこみ、実際それを実現させたというのだから驚きです。

その他にも”カズの妹のこと”、”ヤスの読売クラブ下っ端時代”、”98年カズ落選の裏話”など、僕のようなサッカーミーハーを喜ばせてくれる内容がたくさんあります☆

三浦兄弟 僕とカズ サッカー少年漂流記三浦兄弟 僕とカズ サッカー少年漂流記
(2010/09/24)
三浦 泰年

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[ 2011/06/26 01:12 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)
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